「知財授業報告書」大阪府大阪市立喜連北小学校
日 時 | 平成23年6月9日(木) 9:45-10:30、10:50-11:35 |
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場 所 | 大阪市立喜連北小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 6学年2クラス65名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 今回私達が訪問した大阪市立喜連北小学校は、地下鉄谷町線の平野駅から徒歩10分ほどの場所に位置しています。発明工作授業は今回が初めての私は、道中、ベテランの冨田弁理士から色々説明を聞きながら緊張気味で学校に到着しました。この授業の工作には私自身も練習会で1度挑戦しているのですが、大人が挑戦してもいい位の難易度の高いものなので、6年生とはいっても少し心配でした。 ビー玉、画用紙、お皿で回転台を作ってもらうように手短に説明を終えた後は、児童に自由に工作をしてもらいます。この授業では私達講師が児童と直接コミュニケーションをとることができるので、ちょっと消極的な児童に声をかけてあげることで授業に積極的に参加してもらうことができます。 初めは手が止まっている児童も「ビー玉があっちこっち行かないようにしたらどうかな?」「画用紙で作った蓋がずれないようにするとどうかな?」と少しきっかけを作ってあげると、戸惑いながらも真剣な眼差しで工作に取り組んでいました。隣の児童と相談しながら工作を進める児童、担任の先生と一緒になって工作を進める児童など様々でした。中には非常にオリジナリティに溢れたアイデアを出してくれる児童もいました。そうした良いアイデアを周りのみんなに紹介すると、嬉しそうな笑顔を見せてくれた姿が印象的でした。 時間の都合で最後まで完成した児童は少なかったと思いますが、この工作を通じて、アイデアを出すこと、失敗を恐れずにチャレンジすることを少しでも学んでくれたのではないでしょうか。 校長先生のお話によれば、喜連北小学校では様々な出前授業を申し込んでおり、時には落語の出前授業に申し込むこともあるそうです。たくさんの出前授業の中でも真っ先に私達を選んでもらえるように、これからも良い授業を続ける必要性を感じつつ学校を後にしました。 |

発想力豊な児童達と工作を行う講師陣
(左写真左から 古田 昌稔、冨田 光治 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 古田 昌稔