「知財授業報告書」大阪府大阪市立三津屋小学校
日 時 | 平成23年6月1日(水) 9:40-10:25、10:40-11:25 |
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場 所 | 大阪市立三津屋小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 6学年2クラス70名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 今回私達が訪問した大阪市立三津屋小学校は、阪急神戸線の神崎川駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に位置しています。本年度初めて声をかけて頂いたとのことでしたので、いつもより余分に気持ちを引き締めて望みました。今回は怪人X役を渥美弁理士、F博士役を三山弁理士、司会役を私が担当しました。 授業の方は、非常にメリハリのある雰囲気の中で進めることができました。賑やかなクラスだと私語が少し多めだったり、大人しいクラスだと発言が少なかったりするものですが、本校の児童は、発言すべきところではしっかり発言し、私達の説明を聞くべきところではしっかり聞いていました。良い意味での都会の子ども達といったところでしょうか。授業を進めていく中でもその本領は発揮され、「発明って何でしょう」といった、大人でも答えに戸惑うような質問に対しても、「新しいものを考えること」と正確な答えが直ぐに出てきて驚かされました。エジソンの発明品について聞くと「蓄音機」を直ぐに答えることができた児童もいました。質問に対してあまりに積極的に挙手してくれるので、誰に答えてもらおうかこちらが迷ってしまうくらいでした。三山弁理士、渥美弁理士の両氏の迫真の演技が奏功したのか、特許権侵害の寸劇は本日一番の盛り上がりを見せたと思います。「博士のサラカップルはオリジナルだから博士のものを買う」「マネするのはずるい」といった意見が次々と出てくるのを確認しつつ、本授業における寸劇の重要性を再認識しました。 授業終了後、代表の児童から「特許とか発明とか、自分とはあまり関係がないものだと思っていたけど、今日の授業で身近なものだと分かった」「自分たちも発明に挑戦してみたい」といった言葉を貰えました。授業の趣旨が子ども達に伝わっているのを感じ、私達も充実感を味わうことができました。 授業終了後、校長先生から「決められたカリキュラムをこなすのも大変だが、子ども達には今日の授業のような考える場を少しでも多く与えてあげたい。」とお聞きしました。来年からもお手伝いさせて頂けることを期待しながら学校を後にしました。 |

興味津々の児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 三山 峻司、古田 昌稔、渥美 元幸 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 古田昌稔