知財授業報告書「堺市立錦小学校」
関西会知財授業担当 村田 孝夫
日 時 | 令和5年12月5日(火)9:40-10:25 |
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場 所 | 堺市立錦小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生 1クラス 27名 |
講 師 | 村田 孝夫、飯田 淳也 |
コメント |
堺市立錦小学校を訪問して知財授業を行いました。 飯田弁理士が司会を担当し、「発明といえば何を思い浮かべますか?」と児童達に質問すると、「エジソン」や「新しいものをつくること」などのように、レベルの高い回答がありました。また、児童達は、メモ用紙に学んだことを記入したり、「肩ブレラ」を導き出す試行錯誤中、講師が傘とともにリボンで縛られるときには笑いが起きたりするなど、メリハリのある姿勢で授業を受けていました。「サラカップル」、「カタシャンボトル」、「肩ブレラ」を使って、「発明」が不便を解消するのであれば身近なものでもいいと説明したときには、児童達は、すぐにでも発明しようという気持ちが伝わるくらいに目を輝かせていました。 寸劇では、怪人X役の先生が登場すると、多くの児童が喜んでいました。怪人Xのサラカップルと、F博士のサラカップルとのどちらを買いますか?という質問に対しては、安いサラカップルを買うと答えた児童もいました。しかし、サラカップルを発明するためにF博士はお金を費やしているのに、売れなければ費用を回収できないし、次の発明ができなくなるという説明をしてから同じ質問をすると、そういうことであれば買わないと全ての全員が答えてくれました。 寸劇後には、クイズコーナーと、2025大阪・関西万博の紹介とを行いました。 授業後には、「数日前から児童達が知財授業を楽しみにしていて、実際の授業でも楽しかった」「知り合いの先生に知財授業を勧めてみたい」と、ご担任の先生からコメントをいただきました。寸劇時の児童達の最終的な回答と、ご担任の先生からのコメントとから、発明のワクワク感と、発明を守る意義とが、多くの児童に伝えることができたのではないかと思います。 |
興味津々の児童達に講義を行う講師