知財授業報告書「大阪市立苅田南小学校」
関西会知財授業担当 鈴木 伸太郎
日 時 | 令和6年1月19日(金)9:45-10:30 |
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場 所 | 大阪市立苅田南小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生 2クラス 33名 |
講 師 | 鈴木 伸太郎、山本 雅之 |
コメント |
大阪市立苅田南小学校を訪問し、知財授業(寸劇)を行ってきました。大阪市立苅田南小学校は、大阪メトロ御堂筋線のあびこ駅から徒歩5分程度の静かな住宅街にあります。 授業は司会進行を山本弁理士が担当し、寸劇では、鈴木弁理士がエフ博士を、学校の先生が怪人Xを演じました。 冒頭の講師自己紹介の後、「今日はお友達を連れてきました。」といってチャッピー君(バネが内蔵されたぬいぐるみ)を登場させて、児童たちの目前でまるで生きているかのように動かせてみると、児童たちは興味津津な様子で一気に雰囲気が和みました。 授業では、まず、「発明」についてエジソンの発明事例を紹介しながら説明し、次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を紹介しました。もとの不便な点や問題点を児童たちに伝え、その不便さ等を解決する工夫を考えてもらい、数名の児童に各自の工夫を発表してもらいました。様々なアイデアが出され、身近なものでも工夫して改善できる題材があり、発明が身近なところにあることを感じてもらえたと思います。 その後の寸劇では、怪人Xに扮した先生の熱演に、児童たちも大いに盛り上がりました。また、サラカップルを購入するなら、エフ博士が発明した本物を買うか、あるいは怪人Xが模倣した安価な偽物を買うか、という問いかけには、安価な怪人Xの偽物を購入すると答えた児童が多かったですが、怪人Xのような模倣を許すと社会の進歩が止まること、そうならないように「特許権」により発明を保護していること、を伝えると、多くの児童が頷いて発明を守ることの大切さを理解した様子でした。 その後のクイズでは、特に後半の乾電池とシャープペンシルについては、発明者が日本人であると考えた児童は少数であり、発明者が日本人であることに驚きの声があがりました。 最後に、来年開催される大阪・関西万博の紹介をして、今回の知財授業を終えました。 今回の授業を通して、発明とは生活の不便を解決するといった身近なところにあり、発明すること、発明を保護することの大切さについて、児童たちに触れてもらえたと思います。 |
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興味津々の児童達に講義を行う講師