知財授業報告書「大阪府立佐野工科高等学校」
関西会知財授業担当 野呂 亮仁
日 時 | 令和6年2月6日(火)13:15-15:05 |
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場 所 | 大阪府立佐野工科高等学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(回転台) |
対 象 | 1年生 13名 |
講 師 | 吉岡 亜紀子、野呂 亮仁 |
コメント |
今回訪問した大阪府立佐野工科高等学校は、南海本線泉佐野駅から徒歩で7~8分程のところにありました。 今回は、発明工作授業「回転台」を、1年生13名に対して実施させていただきました。また、3名の先生にも参加していただきました。 始めに、吉岡弁理士が生徒達に弁理士や知的財産について説明しました。特に、発明については、有体物である鋏そのものと、アイデアとしての鋏の構造とを例に挙げて、説明しました。その際、弁理士や発明のことについて質問したところ、弁理士のことを知っている生徒は残念ながらいませんでしたが、発明やエジソンについて知っている生徒がいました。 次に、工作に取りかかると、みんな興味を持って積極的に取り組み、色々とアイデアを思いつき、素晴らしい作品を作ってくれました。回転させる機構については特定の形態に偏ることなく、4人グループで協力して80個のビー玉と2枚のPP皿を使用したものや、ビー玉を入れていた紙コップを使う物など、多様性に富んだ様々な回転台が出来上がりました。 工作終了後、今回は人数が少なかったのと時間に余裕があったため、各作品を作成した生徒および先生に紹介してもらいました。完成に至らなかった生徒にも、作ろうとしていた回転台のコンセプトや想いを紹介してもらいました。自分のアイデアだけでなく、他の生徒の様々なアイデアに触れることができ、良かったと思います。 最後に、少し時間が余ったので、野呂弁理士から、知的財産や弁理士の役割について実体験を交えて説明をし、弁理士について質疑応答を行いました。弁理士の働き方についての質問や弁理士になったきっかけについての質問がありました。 本授業を通じて、弁理士の役割や発明をはじめとした知的財産について理解が深まり、知的財産の重要性を知っていただければ幸いです。 |
発想力豊かな生徒達と工作を行う講師