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知財授業報告書「池田市立呉服小学校」

関西会知財授業担当 苗村 潤

日  時 令和6年1月11日(木)10:45-11:30
場  所 池田市立呉服小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 6年生 3クラス 90名
講  師 苗村 潤
コメント  池田市立呉服小学校を訪問し、知財授業を行ってまいりました。呉服小学校は阪急宝塚線池田駅から徒歩10分程度の場所にあります。校庭で体育の授業が行われていましたが、元気よく参加されていた児童が多く見受けられたので、知財授業も活発なものになりそうだと思われました。90名もの児童が参加されるため、知財授業は体育館で行なわれました。定刻になると、児童は、気持ちの良い挨拶とともに入館されてフロアに座わり、講師が壇上にて説明する形で授業が始まりました。
 授業では、なるべく多くの児童に意見や考えを述べてもらうように心がけて進めて参りました。皿とコップを片手で持ちたい等の問題点を挙げたのちに、これに対する改善点を言ってもらいました。挙手して頂いた児童が多く、全員の意見を聞くことができないのは心苦しかったです。そののち、サラカップル等の発明品をみせると興味津々に見ておられ、とりわけ、肩ブレラの人気は高かったように思われます。
 また、寸劇では、怪人Xが模倣品を安価で販売し始めたのちの1回目の「どう思いますか?」では、エフ博士のサラカップルを購入するといった児童はあまり見受けられませんでした。しかしながら、このような模倣品の販売を許すと、エフ博士等の発明家の創作意欲が減退し、ひいては社会が発展しなくなることを説明すると、2回目の「どう思いますか?」では、エフ博士のサラカップルを購入するといった児童が多くなりました。このことから、発明品や発明家を守ることが重要なことを多くの児童に理解して頂いたように思います。
 さらに、発明品のはさみや画鋲(プニョプニョピン)も興味をもって見てくれていたように思います。
 最後に、2025大阪・関西万博を紹介し、日本弁理士会が「共創パートナー」として万博に関わっていることを説明しました。
 今回の授業から、身の回りの不便なことを解決するための簡易なアイデアも発明であり、また、弁理士が社会の発展に寄与していることを学んでくれたものと思います。


興味津々の児童達に講義を行う講師


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