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知財授業報告書「大阪市立巽南小学校」

関西会知財授業担当 古澤 寛

日  時 令和6年5月27日(月)10:45-11:30
場  所 大阪市立巽南小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 6年生 2クラス 63名
講  師 山本 雅之、古澤 寛
コメント  大阪市立巽南小学校を訪問し、知財授業を行って参りました。巽南小学校は、地下鉄千日前線の南巽駅から南西の方角に位置し、南巽駅からは歩いて10分ほどの静かな住宅街にあります。
 授業では、はじめに、司会進行役の山本弁理士が、「弁理士」の仕事について、「弁護士」の仕事と比較して簡単に説明しました。
 次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を、順番に紹介しました。発明品を紹介する前に、生み出されたきっかけとなった不自由さ・問題点を、数名の児童に体験してもらいました。そして、不自由さ等を解決する工夫を考えてもらい、その工夫を発表してもらいました。活発にアイデアが出され、身近な物品について実用的な工夫を考える楽しさを、感じてもらえたように思います。特に「肩ブレラ」の紹介前には、ベルト一本と大き目のクリップ一つとで傘を背中側にある程度しっかりと固定できる工夫が発表され、大きな拍手が起こりました。
 次に、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を山本弁理士が担当し、「サラカップル」を発明したエフ博士役を古澤弁理士が担当し、「サラカップル」を模倣して安価に販売する怪人X役を先生に演じていただきました。サラカップルを入手するならエフ博士から本物を買うか、或いは怪人Xから安い偽物を買うかという質問には、エフ博士から本物を買うという意見が多数でした。寸劇後のまとめでは、発明品の模倣が多い社会では、発明へのインセンティブがなくなり、技術の進歩が促進されない旨の説明をしました。
 その後のクイズコーナーでは、特に乾電池とシャープペンシルについて、発明者が外国人であると考えた児童が多く、発明者が日本人であることが意外なようでした。
 最後に、大阪・関西万博について、「空飛ぶクルマ」が目玉の一つであること、以前の大阪万博で人々を驚かせた電気自動車が現代では実現されているので「空飛ぶクルマ」も実現されそうなこと、開催時期、日本弁理士会が共創パートナーであること等を伝えて、授業を終えました。
 今回の授業を通して、児童たちに、発明すること・発明を守ることの大切さや、発明等に関わる弁理士という職業に触れてもらえたと思います。


興味津々の児童達に講義を行う講師


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