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知財授業報告書「東大阪市立弥刀東小学校」

関西会知財授業担当 古澤 寛

日  時 令和6年6月14日(金)10:45-12:00
場  所 東大阪市立弥刀東小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(回転台)
対  象 5年生 2クラス 37名
講  師 古澤 寛、齊藤 智和
コメント  東大阪市立弥刀東小学校を訪問し、知財授業を行って参りました。弥刀東小学校は、近鉄大阪線の弥刀駅から北東の方角に位置し、弥刀駅から歩いて10分ほどの静かな住宅街にあります。
 授業では、はじめに、今回の工作授業の意義を児童たちに理解してもらう前提として、「発明」「発明者」「発明品」について説明したうえで、次のことを説明しました。
・発明品が使われることで、使う人にとっての困りごとが実際に無くなって喜ばれること
・人に喜ばれる発明品はそれを必要な人には売ることができること(ビジネスにできること)
・発明品が他者に真似されて同じ物が製造販売されると、発明者の次への発明意欲が削がれること
・そうならないように、弁理士が法律に基づいて発明等を守る仕事をしていること
 そして、児童たちには、回転台(市販品)の外観を見てその内部構造を想像してもらい、それと同じような機能を持った発明品「回転台」を、所定の材料(ステンレス製の円形皿1枚,ビー玉20個,厚紙2枚)から、発明者になりきって作ってもらいました。回転テーブルをなすように切られた厚紙(多くの場合は円形)と円形皿との間にビー玉が配置された状態で厚紙を上手い具合に回転させるための工夫や、その厚紙が円形皿から滑り落ちないようにする工夫などについて、児童たちは試行錯誤し、各自各様の回転台が作られていきました。今回は2コマ分の授業時間の中で十分な工作時間を確保できましたので、ほとんどの児童が回転台を完成できたようです。
 最後に、万国博覧会について、モノ作りのアイディアに基づいて作られた様々な便利な物が世界中から集まることや、2025年の大阪・関西万博には是非行って楽しんでもらいたいことなどを児童たちに伝えて、授業を終えました。


発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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