知財授業報告書「神戸市立鹿の子台小学校」
関西会知財授業担当 関口 皓太
日 時 | 令和6年11月15日(金)10:45-11:30 |
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場 所 | 神戸市立鹿の子台小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生 4クラス 121名 |
講 師 | 苗村 潤、関口 皓太 |
コメント |
神戸市立鹿の子台小学校を訪問し、知財特別授業を行いました。鹿の子台小学校は、神戸電鉄三田線の道場南口駅から歩いて15分ほどの紅葉に彩られた住宅街にあります。 授業の時間が近づき、部屋に入ってきた児童たちの中には、「弁理士ってなに?」「エジソンになれるの?」と口にしている児童がいました。授業を楽しみにして下さっているのを感じました。 授業開始時には、先生から児童に、弁理士という職業について知って欲しいという授業の目的が話されました。そして、司会進行役の苗村弁理士から、「弁理士」の仕事について、「弁護士」の仕事と比較して簡単に説明しました。1名の児童が弁理士について知っていると手を挙げてくれました。 次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を、順番に紹介しました。発明品を紹介する前に、日常の不便さをどう解消するかを、何人かの児童に発表してもらいました。発表をしていない児童も、発表にツッコミをいれながら、活発に意見を出してくれました。「カタシャンボトル」の紹介前には、意見交換をしていく中で、実物に近い工夫を思いつくに至りました。発明を考える楽しさを、感じてもらえたように思います。 次に、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を苗村弁理士が、発明者エフ博士役を関口弁理士がそれぞれ担当し、「サラカップル」を模倣して安価に販売する怪人X役を先生に演じていただきました。先生の迫真の演技により、先生の一挙手一投足に大変盛り上がっていました。先生の演技力の高さ故に悪者に見えたのか、サラカップルを入手するならエフ博士から買うか、怪人Xから安く買うかという質問には、エフ博士から買うという意見が多数でした。また、特許権を持ったエフ博士が、怪人Xにどんな対処をしたらいいかを聞くと、一名の児童が特許権で訴えるという回答をしてくれました。寸劇後のまとめでは、発明が世の中の利便性を高め、弁理士は発明者を守ることで、世の中がさらに便利になっていく一助となっている旨の説明をしました。 その後のクイズコーナーでは、特に乾電池とシャープペンシルについて、発明者が外国人であると考えた児童が多く、発明者が日本人であることが意外なようでした。 最後に、大阪・関西万博について、説明をしました。「空飛ぶクルマ」が目玉の一つであることを伝えると目を輝かせている児童がいました。万博について、ご家族の方々と話をしてほしいこと等を伝えて、授業を終えました。 今回の授業を通して、児童たちに、発明とは何か、そして発明を守る職業として弁理士が存在することを知ってもらえたと思います。 |
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興味津々の児童達に講義を行う講師