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知財授業報告書「大阪市立川北小学校」

関西会知財授業担当 松井 智美

日  時 令和6年11月27日(木)9:50-10:35
場  所 大阪市立川北小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 5学年 3クラス 80名
講  師 中村 忠則、松井 智美
コメント  大阪市立川北小学校を訪問し、知財授業(寸劇)を行ってきました。大阪市立川北小学校は、阪神なんば線の出来島駅から徒歩15分程度の湾岸地域にあります。

 冒頭の講師自己紹介の後、チャッピー君(バネが内蔵されたぬいぐるみ)を登場させて、児童たちの目前でまるで生きているかのように動かせてみると、児童たちは興味津々な様子で一気に雰囲気が和みました。

 授業では、まず、「発明」についてエジソンの発明事例を紹介しながら説明し、次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を紹介しました。もとの商品の不便だった点を児童たちに伝え、その不便さを解決する工夫を考えてもらい、数名の児童に各自の工夫を発表してもらいました。様々なアイデアが出され、身近なものでも工夫して改善できる題材があり、発明が身近なところにあることを感じてもらえたと思います。

 次に、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を中村弁理士が担当し、サラカップルを発明したエフ博士役を松井弁理士が担当し、サラカップルを模倣して安価に販売する怪人X役を先生に演じていただきました。怪人Xに扮した先生の熱演に、児童たちも大いに盛り上がりました。また、サラカップルを購入するなら、エフ博士が発明した本物を買うか、あるいは怪人Xが模倣した安価な偽物を買うか、という問いかけには、安価な怪人Xの偽物を購入すると答えた児童が半数程度でしたが、怪人Xのような模倣を許すと社会の進歩が止まること、そうならないように「特許権」により発明を保護していることを伝えると、多くの児童が頷いて発明を守ることの大切さを理解した様子でした。

 その後のクイズで、カップヌードルに複数の発明が含まれていることを説明すると、身近な商品でもあることから、興味津々に聞き入ってくれました。

 今回の授業を通して、発明とは生活の不便を解決するといった身近なところにあり、発明すること、発明を保護することの大切さについて、児童たちに触れてもらえたと思います。





発想力豊かな児童達と工作を行う講師


※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。


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