HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「滝川第二中学校」

知財授業報告書「滝川第二中学校」

関西会知財授業担当 中村 忠則

日  時 令和6年7月16日(火)10:00-11:30
場  所 滝川第二中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(回転台)
対  象 3年生 1クラス 32名
講  師 柴尾 猛、中村 忠則
コメント  西神中央駅から市バスに乗り、バス停から徒歩10分ほどのところに位置する兵庫県滝川第二中学校を訪問いたしました。サッカー全国大会常連校の滝川第二高等学校と同じ敷地内の自然豊かな場所にあり、すれ違う度に生徒達から挨拶をしてくれる気持ちの良い学校です。中学3年生のエキスパート未来創造コースの生徒達に「回転台」作りを挑戦していただきました。
 今回、柴尾弁理士が進行を務め、中村弁理士は、サポート役を務めさせていただきました。はじめに「弁理士」について簡単に紹介したのち、ビー玉とお皿と画用紙を使って回転台を作成するためのヒントについて説明して、創作にとりかかってもらいました。
 早速、画用紙を切り始めてもらいましたが、実際に回転台を作成する段階になると、考え込んでいる生徒、色々手を動かしている生徒など様々でしたが、ユニークな作品を制作している生徒から順番に発表してもらいました。すると、「あっ、そういうことか!!」と他の生徒達もひらめき始め、集中して取り組む姿をみることができました。
 中盤になってくると、完成に近い作品もでてきて、さらに方向性がはっきりしてきたのか、創作スピードがどんどん上がっていました。
 後半には、ほとんどの生徒達が作品を完成させ、安定して回転する構造とするために工夫が施された作品、デザイン性のある個性的な作品など、創造性豊かな生徒達に感心させられました。また、失敗しても、その解決方法を自ら考え、試行錯誤を重ねている姿も印象的でした。
 午前の時限を使った授業でしたが、時間いっぱい最後まで取り組み、あっという間のとても貴重な時間となりました。最後に、高校生になったら応募ができるパテントコンテストについても紹介し、最後に大阪・関西万博の紹介を行ったところ、生徒達は静かに耳を傾けてくれました。
 今回の知財授業をとおして、発明工作の楽しさを体感してもらうことができたとともに、知財について少しでも興味をもってもらえるきっかけとなったのではないかと思います。


発想力豊かな生徒達と工作を行う講師


« 戻る


  • キャラバン無料 交通費も完済会負担 知財訪問コンサル
  • 無料相談会のご予約 大阪 京都 奈良