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知財授業報告書「城南学園中学校」

関西会知財授業担当 八木 まゆ

日  時 令和6年7月25日(木)9:40-11:30
場  所 城南学園中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(ペーパータワー)
対  象 1,2年生 2クラス 67名
講  師 八木 まゆ、今井 佳代
コメント 城南学園中学校は、中高一貫教育の女子中学校です。城南学園中学校では毎年この時期に「夏期特別講座」として、多様な職業の講師からの話を聴く機会が生徒達に設けられており、その一環で知的財産について説明する機会をいただきました。
 今回は、知的財産を生み出す作業を「ペーパータワー」の工作授業で体験してもらいました。この工作授業は、1チーム3~5人で、頂上にカップヌードルを載せても10秒間倒れないタワーを所定数の紙で作製し、その高さを競ってもらうというものです。
 1年生は、1つも似たものにならない発想力の豊かさを見せてくれました。生徒達がオリジナルなものにするという熱量を持って取り組んでくれたため、講師は、真似されたくない独自の工夫を守るために知的財産権があると、うまく話を繋げることができました。
 2年生は、前年も「ペーパータワー」を経験済みでしたので、ルールを1つ加えて難易度を上げました。最初はルールの追加に抵抗する様子の生徒達でしたが、経験を活かして工夫し、多くのチームが倒れないタワーを作製して同校の先生方を感心させていました。
 2年生は工作の時間を短めにして最後に、講師から、女性としての「弁理士」の仕事について説明しました。世の中に流通する多様な商品やサービスに関する知的財産を守るべく、「弁理士」には多様な視点を持つことが求められます。今井弁理士も八木弁理士も、「女性」の視点を持つ弁理士として必要とされた経験を持っていたために、その経験を語ると、なるほど、と納得する様子を見せてくれたことが嬉しかったです。
 「著作権」や「弁理士」について、工作授業後に質問に来てくれる生徒もいました。オリジナリティを大切にする明るく元気な仲間と共に、「知的財産」に関する気づきも含め、色々な視点を持つ体験をして欲しいと願いながら、学校を後にしました。


発想力豊かな生徒達と工作を行う講師


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