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知財授業報告書「川西市立多田小学校」

関西会知財授業担当 齊藤 整

日  時 令和7年1月29日(水)10:10-11:40
場  所 川西市立多田小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(片手でもてるかな)
対  象 2年生 3クラス 80名
講  師 齊藤 整、吉岡 亜紀子
コメント  川西能勢口駅にて阪急電車から能勢電鉄に乗り換え、猪名川と多田院(多田神社)に程近い「川西市立多田小学校」にて知的財産特別授業を行ってきました。小学校での知財特別授業は高学年の児童たちを対象とすることが多い中で、今回は2年生という低学年の児童たちが対象でしたので、授業開始前は講師同士で「高学年みたいにうまく工作できるかな?」、「途方にくれて手が止まってしまったらどうしよう?」と話をしていたのですが、そのような心配は全く不要でした。児童たちは独創的な作品を次々と生み出してくれ、逆にもっと時間が欲しい!と感じるほどの盛り上がりとなりました。
 今回は3時間目と4時間目の2コマに分けて知財授業を行いました。まずは1コマ目、吉岡弁理士から弁理士という職業や知的財産制度についての分かりやすい解説がなされた後、さっそく児童たちに発明工作を行ってもらいました。開始早々、すぐに片手で持てるアイディアを披露してくれた児童に対しては「すごいね!じゃぁ、もっとポップコーンをたくさん入れるにはどうしたらいいかな?」と改良のアドバイスをしたり、上手に片手でジュースを飲める仕組みを披露してくれた児童に対しては「これは便利!ジュースを全部飲んじゃっても簡単にジュースをおかわりできるともっと便利だよね」と更にやる気を引き出すコメントをしたり、吉岡弁理士は作品を完成させたら終わりではなく、そこからもっとクオリティを上げていく楽しみがあるんだよ、ということを児童たちに上手に伝えていました。2コマ目の進行は齊藤弁理士が担当し、カドケシなどを使いながら発明というものを身近に感じてもらうとともに、こちらも時間が許す限り児童たちに発明工作を行ってもらいました。2階建ての食器や、バッグのような持ち手のある食器など、1コマ目に負けないような個性的な作品が多く飛び出しました。「発明する楽しさ」というのを存分に感じてもらえたかと思います。
 寒さに震えながらの訪問でしたが、児童たちの元気いっぱいな熱気のおかげで講師の心もすっかり暖かくなり、ホクホクとした幸せな気分で多田小学校を後にしました。


発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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