知財授業報告書「兵庫県立武庫荘総合高等学校」
関西会知財授業担当 中村 忠則
日 時 | 令和7年6月12日(木)9:45~10:35 |
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場 所 | 兵庫県立武庫荘総合高等学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 高校知財授業(寸劇) |
対 象 | 3年生 13名 |
講 師 | 渥美 元幸、中村 忠則 |
コメント |
阪急武庫之荘駅からバスで10分程度の広大な敷地を有する兵庫県立武庫荘総合高等学校へ「知的財産特別授業」に行ってまいりました。 最初に、学校側から知財授業の概要説明があった後に講師陣の自己紹介を行い、知的財産のプロフェッショナルである弁理士について簡単に説明しました。次いで、『おにぎりパック特許権物語』の50分版シナリオに従って、特許権の取得から特許権侵害を巡る攻防まで寸劇形式で説明を行いました。主講師の弁理士役は渥美弁理士、補助講師は中村弁理士が担当しました。生徒にとって特許請求の範囲という用語は難しく感じられたようですが、おにぎりパックは身近にある題材であったため、侵害事件のパートが進むにつれて理解が深まっていったようです。また、侵害事件の事例に基づいて、侵害しているという特許権者の主張と侵害していないと反論する社長の主張のどちらが正しいと思うか、生徒に考えてもらうことによって、特許権を利用することの意義を伝えることができたと感じました。 授業の中では特許権に関する難しい用語もたくさん出てきましたが、熱心に聴講する生徒も多く、この授業を通して特許をはじめとする知的財産権の意義を理解し、知的財産制度や弁理士という職業に少しでも興味をもってもらえたと思います。 最後に司会の渥美弁理士が、現在開催中の大阪・関西万博の紹介も行い、授業を終了しました。 |
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興味津々の生徒達に講義を行う講師