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知財授業報告書「河内長野市立南花台中学校」

関西会知財授業担当 飯田 淳也

日  時 令和7年7月11日(金)9:30~11:20
場  所 河内長野市立南花台中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(ペーパータワー)
対  象 2,3年生 2クラス 66名
講  師 野呂 亮仁、飯田 淳也
コメント  河内長野市立南花台中学校を訪問しました。三日市町駅からバスで10分ほどの高台にある学校です。
 校長先生からは、前日に大阪・関西万博への遠足があったため生徒たちは疲れていて静かだと思う、とのお話がありましたが、タワーの製作が始まると2年生、3年生のどちらのクラスも活発に取り組んでいました。班によって取り組み方はさまざまで、個人個人で強そうな構造を検討してから持ち寄る班もあれば、初めからみんなでワイワイと話し合いながら構造を決めていく班もありました。設計思想もバラエティに富んでいて、高さを目指す班、強度を重視する班、独創的なデザインを突き詰める班などがあり、それぞれのやり方で工作を楽しんでくれていたように思います。
 ペーパータワーの工作では、完成したタワーの高さを班ごとに競います。ただし、完成したタワーの頂上に「カップヌードル」を置き、その状態でタワーが倒れずに10秒保持しなければいけません。
 2年生のクラスの優勝は、少し安定性に不安があるものの高さは断トツの151センチメートル。「カップヌードル」を置いて10秒経ったときには歓声が起こりました。次点の班が安定性重視だったのと対比が印象的でした。一方、3年生のクラスでは、挑戦した6班全てが「カップヌードル」を置いて10秒保持することに成功しました。優勝の班と次点の班の差はわずか6センチメートルで、これもまた大いに盛り上がりました。
 どちらのクラスも、同じような設計の班はありませんでした。同じ課題であってもその解決手段は様々であり、それが発明の奥深いところです。今回のタワー製作を通じて、発明の醍醐味、楽しさといったものを感じてもらえたのではないかと思います。


発想力豊かな生徒達と工作を行う講師



「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。


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