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知財授業報告書「舞鶴工業高等専門学校」

関西会知財授業担当 牧野 仁美

日  時 令和7年7月22日(火)14:35~15:20
場  所 舞鶴工業高等専門学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中学・高校知財授業(講義)
対  象 2年生 4クラス 160名
講  師 淡路 俊作、牧野 仁美
コメント  昨年度に続き、今年度も2年生を対象に授業を実施させていただきました。舞鶴工業高等専門学校は、機械工学科、電気情報工学科、電子制御工学科、建築システム工学科の4学科に分かれており、各学科の学生はそれぞれの学科で専門的な勉強をしていますが、2年生は各学科の学生が混合でクラス編成されており、どちらかと言えば高校の雰囲気に近いところもあります。
 授業では、淡路弁理士から、初めにスマートフォンなどの身近な例を通じて知的財産の概要や知的財産の種類などを説明した上で、プルトップ缶及びコインロッカーなどの具体的な事例に即した知的財産についての説明が行われました。途中、クイズも実施しましたが、工学という技術的な内容を多く学んでいることもあり、特許や意匠、商標が保護対象とするものは何であるか、既に多くの学生が知っていたような印象を受けました。
 授業の最後に、大阪・関西万博についての説明を行い、空飛ぶクルマを実現するための技術について尋ねました。普段、弁理士として、一つの製品にどのような発明が隠れているかを考え、検討する機会はあるものの、学生時代にそのようなものの見方をする機会は少なかったように思うので、弁理士の仕事について体感してもらえる良い機会になったのではないかと思います。
 舞鶴工業高等専門学校のある舞鶴市は、京都府北部に位置し、企業数の多い都市部と比較すると知的財産という概念に触れる機会はどうしても少ないように思いますが、高専全体としてもスタートアップ教育環境を整備する事業に取り組まれているとのことで、今日の話を聞いた学生たちが今後の活動に役立ててくれたら嬉しく思います。また、この地で活動する私にとっても、地域の方々に知的財産についてもっと知ってもらえるよう、頑張ろうと思った、そんな授業でした。


興味津々の生徒達に講義を行う講師




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