知財授業報告書「大阪教育大学附属平野中学校」
関西会知財授業担当 寺薗 佳江
| 日 時 | 令和7年10月8日(水)11:40~12:30 |
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| 場 所 | 大阪教育大学附属平野中学校 |
| 名 称 | 「知的財産特別授業」 |
| 内 容 | 中学知財授業(寸劇) |
| 対 象 | 1年生 3クラス 108名 |
| 講 師 | 大西 正夫、寺薗 佳江、田中 信治 |
| コメント |
今回訪問した大阪教育大学附属平野中学校では、技術と社会の授業の一環で知的財産について学ぶ機会が設定されていて、1年生の生徒が知財授業に参加してくれました。 知財授業の司会と弁理士役は寺薗弁理士が、ユメノ社長役は田中弁理士が、デパート店員役は学校の先生が、マネタ社長役は大西弁理士が演じました。 最初に弁理士という職業を知っているかどうか尋ねると、生徒から動画配信サイトに掲載されている動画を視聴して知ったとの回答がありました。次いで、スマートフォンに使われている知的財産権には特許権、意匠権、商標権があると説明しました。 寸劇の第1部では、マネタ社長の商品によってユメノ社長の商品の売り上げが落ちて倒産してしまった時に、マネタ社長の安い商品を購入したいという意見を支持する生徒が多くいました。寸劇の第2部では、特許権があるとユメノ社長はマネタ社長に対して特許権侵害であることを主張できたり、マネタ社長が倒産するのを防ぐためにユメノ社長の特許権をマネタ社長に実施許諾したりする展開に生徒は興味を示していました。 その後、生徒から弁理士や知的財産に関する質問を受けると、弁理士になるための方法や弁理士の仕事に対する鋭い質問が活発に出たので、弁理士という職業に関心を持ってもらえたと感じました。さらに、寸劇のストーリーが変わったらどうなるかという観点の質問も出たので、知財授業への理解を深めてもらえたと実感しました。 知財授業を通じて、向学心の高い生徒に接することができ、嬉しく思いました。 |
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興味津々の生徒たちに授業を行う講師



