知財授業報告書「紀の川市立打田中学校仙渓分校」
関西会知財授業担当 黒田 智子
| 日 時 | 令和7年10月21日(火)10:35~11:25 |
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| 場 所 | 紀の川市立打田中学校仙渓分校 |
| 名 称 | 「知的財産特別授業」 |
| 内 容 | 発明工作授業(ペーパータワー) |
| 対 象 | 2・3年生 2クラス 8名 |
| 講 師 | 黒田 智子、今井 佳代 |
| コメント |
紀の川市立打田中学校仙渓分校は、自然豊かな山里に位置し、穏やかな雰囲気の学校です。今回は、2年生と3年生あわせて8名の生徒を対象に「知的財産特別授業」を実施し、発明工作としてペーパータワー制作に取り組みました。 工作実習に先立ち、知的財産と弁理士の仕事について説明を行いました。生徒たちは事前に知的財産について学習を進めていたため、担当の先生や講師からの問いかけに積極的に発言があり、明るい雰囲気で授業が始まりました。 工作作業は、ルール説明の後、男女4名ずつの2チームに分かれ、制限時間25分で実施しました。安定性を多少犠牲にしても高さを追求するチームと、安定感を重視して確実に積み上げるチーム、というように、それぞれのチームの個性が明確に現れました。チーム内でコミュニケーションを取りながら集中して作業に取り組む生徒たちの姿が印象的でした。 高さの計測においては、各チームが重りとしてタワーにカップヌードルを載せ、10秒間の安定性を確認しました。結果として、高さでは上回ったものの重りに対しギリギリ耐えたタワーと、高さは及ばなかったものの抜群の安定感を持つタワーが完成しました。 このペーパータワーを完成させた経験を通じて、モノづくりの達成感とチームで目標に取り組む楽しさを感じていただけたと思います。今回の受講者の中から将来、発明家が生まれることを期待しつつ、学校をあとにしました。 |
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発想力豊かな生徒達と工作を行う講師
※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。



