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知財授業報告書「泉大津市立旭小学校」

関西会知財授業担当 齊藤 智和

日  時 令和7年10月23日(木)9:40~10:25
場  所 泉大津市立旭小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(ペーパータワー)
対  象 1~6年生 31名
講  師 古澤 寛、齊藤 智和
コメント  今回訪れた泉大津市立旭小学校は、南海本線泉大津駅から徒歩5分ほどの所に位置します。
 今回の知的財産特別授業では、発明工作授業として「ペーパータワー」を行いました。授業の進行役を古澤弁理士、授業の補助役を齊藤弁理士がそれぞれ務めました。
 最初に、「発明」、「デザイン」及び「ロゴ」の相違について簡単に説明した後、これらが社会にとって大きな役割を果たしていることを子どもたちに伝えました。
 次に、「ペーパータワー」の作製にあたってのルール説明をした後、子どもたちには6つグループに分かれていただき、各グループで1つのペーパータワーを共同製作しました。
 ここで、ペーパータワーの製作にあたっては、予め与えられた紙とテープを使って、制限時間内にできるだけ高いタワーを作ることが求められます。あわせて、製作したタワーの頂部にカップヌードルを置いて、10秒以上、タワーが転倒せずにカップヌードルを支えることが求められます。
 各グループで、子どもたちの豊かな発想に基づく多種多様なタワーが完成しました。ただし、残念ながらカップヌードルを10秒以上支えることができたのは、2グループのタワーのみでした。これらのグループが製作したタワーに共通する点として、タワーが延びる方向に対する横断方向の曲げ剛性を向上させるため、タワーの横断面形状を多角形にしていたことです。さらに、そのうち一方のグループでは、6つの正三角形断面の紙部材を繋ぎ合わせて六角形断面の横断面形状を採用しており、筆者自身、大変感銘を受けました。
 今回の授業を通して、創意工夫の楽しさなどを子どもたちに実感いただく良い機会になったと思います。


発想力豊かな児童達と工作を行う講師


※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。


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