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「知財授業報告書」 忠岡町立東忠岡小学校

日  時 平成20年11月10日(月) 午後2時30分~3時15分
場  所 大阪府忠岡町立東忠岡小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 6学年4クラス 133名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 大阪府泉北郡にある忠岡町立東忠岡小学校は、南海電鉄忠岡駅から歩いて15分程度の住宅地に囲まれた学校です。難波駅から急行と普通を乗り継いで約30分でしたが、駅から学校への道のりにはのどかな風景が広がっていました。
学校へ到着してから、まず先生とお話・・と思いながら会議室で待っていますと、「こんにちは。・・準備等をどうぞ。」とのことで、少し拍子抜けしました。東忠岡小学校は、今回で知財授業が4回目になるリピート校で、先生も慣れていらっしゃるようでした。従って、授業後の資料の送付のお願いや児童達へのアンケート・おみやげ等の事前説明も、スムーズにすぐ終わりました。
今回は6年生133名ということで比較的人数が多く、場所も第二体育館での授業でした。少し寒々とした体育館で授業の準備・リハーサルをしている時は、「大丈夫かな」と少し不安でしたが、時間になって元気いっぱいの児童達が入ってくると、「今日も楽しい授業ができそう」とこちらも元気になりました。
授業は、人気者のチャッピー君!で始まり、エジソンのお話、サラカップル・カタシャンボトル・・と順調に進んでいきました。東忠岡小学校は男女半々の学校ですが、男の子の元気が良く、発言も前に登場してくれるのもほとんどが男の子でした。ついつい元気の良い子に目が行ってしまい、「ぼく、当たったの2回目やで!」などと指摘してくれる男の子もいました。一方、身近な発明品紹介の「ハム」のところで登場してくれた小柄な女の子は、一緒に前に出てくれた男の子たちと同様に、勢いよく“ビリッ”とパッケージを斜めに破いてくれました。(本当は、「男の子」でも破れない通常品のハムのパッケージを、「小柄な女の子」が、あまり力を加えなくても簡単にまっすぐ破ることができる(発明品にはギザギザの切れ目があるから)という予定でしたが・・。)
盛り上がるクイズタイムも無事終わり、「最後に質問のある人?」と司会者が尋ねると、数人の手があがりました。「特許権をとった人が死んだらどうなるの?」とか「発明をした人とは違う人が、発明を盗んで特許をとったらどうなるの?」等の鋭い質問もあってびっくりすると同時に、ワイワイ楽しみながらも、今日の授業をよく理解しているんだなあと感心しました。
児童達の理解力や吸収力に感心する一方で、知財授業を繰り返し授業に取り入れている東忠岡小学校の先生方の熱心な取り組みが、児童達の発明に対する興味や関心をうまく引き出しているのだと思いました。私たちの知財授業が、将来の若きエジソンの誕生のお役にたてるなら、とても嬉しく思います。



元気いっぱいの児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 立川伸子、五郎丸正巳、丹下園美 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  立川 伸子


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