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「知財授業報告書」 奈良市立伏見南小学校

日  時 平成20年10月28日(火) 午後2時~3時10分
場  所 奈良県奈良市立伏見南小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 6学年3クラス 77名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 秋晴れの昼下がり、伏見南小学校では、広い体育館で授業を行いました。今回、知財授業に参加するのは6年生3クラスの77名の児童たち。6年生には特に厚い配慮をするために、1クラス25~26名にしているということでした。
この学校にはこれまで、このような出前授業が来たことがないということで、児童たちは少々緊張している様子でした。授業の導入部分では、「おもしろいけど・・・笑っていいのかな?」とでもいうように控えめに微笑んでいた児童も見られました。そこで、初めはメイン進行役の大西弁理士が児童の間を回り、「そこのきみ、これはどう思う?」と指名して発言してもらっていたのですが、授業が進み、色々な課題を解決する方法を考えたり、発明品を見たりしているうちに、児童も自ら手を挙げて活発に発言するようになっていきました。
「発明」って何かな?と尋ねたときには、「ひらめき!」「つくる!」「発見!」などなど、たくさんの言葉を連想して、次々に発言してくれました。中には「不便なところを便利にするもの」と、まさにこれから私たちが説明しようとしていたことを先取りして答える児童もいて、児童の発言の度に、私たちは「なるほど!」「そうそう!」「鋭い!」と感嘆の声を上げてしまいました。
勢いあまってつい手を挙げてしまったのか、周囲の元気のよさにつられてしまったのか、指名されても「手を挙げただけです!」という児童もいて、最後まで、明るい雰囲気で授業が進められました。
終了後、はりきって何度も挙手してくれたり、活発に発言してくれた児童がいたことなど、校長先生に授業の様子をお話ししましたら、校長先生は「目に浮かぶようですよ。わからなくても手をあげる様子、想像がつきます。」と笑っていらっしゃいました。今回、初めての出前授業を体験した児童たちでしたが、普段通りの調子で楽しめたのだな、とうれしく思いました。
帰りの車中、弁理士3人で児童から返却されたアンケートを見ましたら、アンケートの自由記入欄にびっしり記載してあるものが多く、その内容にも、とても励まされました。アンケート用紙の裏面に自分で考えた発明を図解していたり、「はっぴょん(登録商標)」に飾り付けがしてあったり、授業終了後の数分間でよくここまで書けたなあ、と感心しました。
伏見南小学校の児童たちが、将来、どのような発明をすることになるのか楽しみです。



明るい雰囲気で授業を進める講師陣
(左写真左から 當別當健司、吉岡亜紀子、大西正夫 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  吉岡亜紀子


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