「知財授業報告書」 京都市立清水小学校
日 時 | 平成20年10月29日(水) 午後2時~2時45分 |
---|---|
場 所 | 京都市立清水小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 6学年1クラス 19名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 清水寺のすぐ近くにある京都市立清水小学校で発明工作授業を行いました。この学校は、創立が明治2年の伝統校です。6年生は全員で19名と少人数ですが、そのことを感じさせない楽しい授業になりました。 授業の始めに、司会役の講師が工作すべき回転台について説明しました。与えられた仕様の回転台を自分で工夫して作るように指示された児童は、最初は「難しいな」「どうすればいいの」と戸惑った様子でした。しかし、すぐに厚紙を切って蓋を作る児童が現れました。また、ビー玉の動きを制限するために壁を設ければよいことに気付く児童がでてきました。それまで悩んでいた児童も、近くの友達と相談したり、回りの様子を見たりして、自分もやってみようとはさみを動かし始めました。 しばらくすると、うまく回転する回転台が1台完成しました。それを全員の前で披露すると、他の児童も次々と新しいアイデアを出してくれました。その後も完成例が何個か続きましたが、中には大人にはとても考えられないアイデアを出して講師を感心させた児童もいました。 当日夕方のテレビ番組で放送するために教室には取材クルーもいたのですが、児童は普段と同じように振る舞い、インタビューにも堂々と答えていました。授業の最後には「弁理士って何ですか」「どんな発明があるのですか」などと多くの質問を受けました。 45分の授業ではクラス全員が回転台を完成するには至りませんでしたが、今回の授業を通じて、児童には自分で工夫することの楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。 |

テレビ取材を受けながら授業を行う講師陣
(左写真左から 川原健児、山口慎太郎、市岡牧子 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 川原 健児