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「知財授業報告書」 香美町立兎塚中学校

日  時 平成20年5月22日(木) 午後1時30分~午後2時20分
場  所 兵庫県香美町立兎塚中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 第1~第3学年3クラス 46名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 「寛容の心、真理の道、責任の心」を校訓に掲げる兎塚中学校に行って参りました。兎塚中学校は、ハチ北高原の傍にあり、大阪から公共の交通機関で行くと、往復7時間以上かかってしまうことから、道坂委員の自家用車で現地に向かうことにしました。
大阪を出て現地までの道のりは約2時間半、山、川、谷、田と日本本来の風景が続き、何とも優しい風が我々を包みます。吉本委員の事前調査に従い、昼食には現地付近で但馬牛を堪能し、満腹の旅人気分の我々でしたが、気を引き締めて現地に向かうことにしました。
兎塚中学校に到着し、気さくな校長先生とのお話もほどほどにして、会場で準備を進めていたところ、担当教諭から、この学校が今年で廃校になるとのお話を聞きました。地方自治体が進める統廃合の流れ、少子化の流れの中では致し方ないこととはいえ、これまで大切に育てられてきたであろう校内の樹木や花、校庭の造作物、卒業製作などが数年後に荒廃してしまう姿を想像すると、いたたまれない気持ちになりました。
そんな中、生徒の皆さんだけでなく、教諭の方も多く出席して頂き、なんともアットホームな雰囲気で授業がスタートしました。授業では、新しい製品を生み出した発明者と、それを真似した製品を安価で売る人が登場し、様々なやりとりの中で、真似をした人の製品を買うと、新しいアイデアを生み出そうという意欲がなくなり、世の中の進歩が止まってしまう、そのために我が国には特許制度があるという説明をしました。
来年、兎塚中学校はなくなってしまいますが、今回の授業が、兎塚中学校での思い出の一つとして生徒の皆さんの心に残るものであって欲しいと思います。



熱心に授業を行う講師陣
(左写真左から 吉本力、千原清誠、道坂伸一 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  千原 清誠


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