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「知財授業報告書」 堺市立錦西小学校

日  時 平成19年10月12日(金)  午後1時50分~2時35分
場  所 堺市立錦西小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 第5学年2クラス 57名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 錦西小学校は、南海電車堺駅が最寄駅であり、堺市の市街地にあります。校舎を入ってすぐの壁には刃物が多数展示してありました。ふと最近の小学校にしては物騒な物が置いているなあと思いましたが、すぐに堺市が金物の街であることを思い出して納得しました。校長先生からは、以前、知財授業のTV取材を受けたことの話をお聞きしました。とても児童の反応が良かったとのことでしたので、今回の授業に少しだけプレッシャーを感じました。今回は、メイン進行役を西木信夫弁理士が担当し、F博士の役を藤本好信弁理士が担当し、怪人Xの役を私が担当しました。
ぬいぐるみや手品の小道具を使用して児童の興味をひく作業をしました。これらにばねが用いられている点はすぐに指摘されてしまいました。「発明」について知っているかを聞いてみたところ、「便利なものを作ること」や「いままであったものを改良して、便利にすること」などの答えが返ってきました。その後、西木弁理士が「発明」を説明し、エジソンがした発明、「サラカップル」、「片シャンボトル」、「お母さんの長電話」などの身近な発明を説明しました。今回、「サラカップル」、「片シャンボトル」について、とても便利な商品との反応がありました。
F博士と怪人Xの寸劇では、怪人XがF博士の「サラカップル」を模倣し、F博士よりも安く売っている段階では、安い方が良いという感想を持っている児童が多くいました。しかしながら、F博士は「サラカップル」について特許権を持っており、怪人Xの行為がF博士の特許権を侵害する行為であり、裁判所に訴えられた結果、怪人Xが「サラカップル」を模倣して儲けた利益(お金)がF博士に返された段階になると、F博士にお金が返されて良かったという感想を持った児童が多くいました。この点、他人のアイデアは尊重しないといけないという制度の趣旨が理解してもらえたように感じました。また、劇の最後に感想を聞いたところ、怪人Xが得た利益を返すだけでは、F博士が売っている額の差額分が少ないと指摘する児童がいました。とても鋭い指摘であり、とても感心しました。
寸劇が終わり、3連ハムをバラバラにする事例では、上手くテープが破れませんでしたが、ぎざぎざがあり破れ易い工夫がされている点については、理解してもらえたと思います。今回は、時間配分が上手くいかず、プニョプニョピン※や、最後のクイズには、十分な時間が取れませんでした。
最後に、「弁理士」という職業や、「アイデアを守るシステムが存在する点」などを初めて知ったという感想を聞けて今回の授業の意義があったように思います。



児童の興味をひきながら熱心に講義を進める講師陣
山根広昭・西木信夫・藤本好信 各弁理士(左より)

※「プニョプニョピン」はコクヨ(株)の登録商標です。



近畿支部知財授業担当  山根 広昭


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