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「知財授業報告書」 白浜町立白浜第二小学校


日  時 平成19年7月6日(金) 午後1時50分~3時25分
場  所 白浜町立白浜第二小学校
名  称 知的財産特別授業
内  容 発明工作授業
対  象 5、6学年 2クラス 34名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 大阪から2時間半、特急列車に乗って白浜駅に着きました。久々によく揺れる列車に乗ったため、かなりの乗り物酔いをしてしまいましたが、白浜は空気が澄んでいるためか、程よい緊張のためか、小学校に着くまでには酔いも徐々に治まっていきました。それでも本調子ではなかったのですが、子どもたちの可愛らしい顔を目にした瞬間に不思議と体調が整い、他の講師の先生方のおかげもあって、楽しく授業を始めることができました。
今回の授業は、ビー玉と厚紙そしてプラスチック製のお皿を用いて、卓上回転台を作製する、というものでしたが、その回転する仕組みを子どもたち自身に考えさせ、発明をさせようというものです。最初は躊躇していた子どもたちも、厚紙を触り始めたところから様々な発想が生じたらしく、どんどんと切り貼りの作業を進め、様々な回転台を作製していきました。
この授業は、本来1限分で授業を完結させるものであるため、時間的に無理が生じる可能性もありましたが、今回は白浜第二小学校側のご好意、ご希望により2限分を確保することができ、無理なく授業を進行していくことができました。終わってみて感じたことですが、「2限分あって丁度」という印象です。1限分では、やはり回転台を完成させるには時間が少なく、1.5限分過ぎたあたりから、ちらほらと回転台の完成に至った子どもたちが出てきたからです。
また、授業時間内に完成できなかった子どもたちも少なからずいましたが、失敗してもめげずに粘り強く工作する姿に、「これぞ、発明者!」と思える一生懸命な姿を見させてもらい、完成に至る以上に、その姿が非常に嬉しかったです。
この授業は、子どもたちと講師が一体となって進めるものであるため、本当に新鮮で楽しい経験となりました。また、子どもたちの中には、私たち弁理士に興味を持ってくれた子どももおり、授業後、弁理士について質問する等、いろいろ話しかけてくれたことも嬉しく思いました。




熱心に講義を進める講師陣

赤岡 和夫・井崎 愛佳・西森 正博 各弁理士(左より)


子供たちと一体になって工作を行う講師



近畿支部知財授業担当  井崎  愛佳


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