講師派遣報告書 大阪市教育委員会「法律知識(著作権法)」
日 時 | 平成25年8月22日(木)午前9時30分~11時00分 |
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場 所 | 大阪市教育センター研修室 |
主 催 | 大阪市教育委員会 学校経営管理センター |
対象者 | 大阪市教育委員会 学校事務職員 56名 |
テーマ | 「法律知識(著作権法)」- 学校教育現場での著作権 - |
講 師 | 田中 聡会員 |
内 容 | 本講義は、学校事務職員10年次研修の一環の法律知識関係の講座であり、小職が作成した「著作権法の概要」のパワーポイント、「学校教育現場での著作権に関するQ&A」(日本弁理士会近畿支部・知的財産制度検討委員会・新規業務研究部会)(以下、Q&Aという)、「学校その他の研究機関における著作物の複製に関する著作権法第35条ガイドライン」(著作権法第35条ガイドライン協議会)、「学校教育と著作権」(大和淳)、「違法ダウンロードの刑事罰化についてのQ&A」(文化庁)を用いて行われました。 |
コメント | 弁理士について知っていますかと質問したところほとんどの方が知らないということでしたので、弁理士は、特許、商標、意匠などの産業財産権に関する手続きを特許庁や知財高裁に対して行うことができ、さらに、著作権についての契約や相談に乗ることができることを説明しました。次に、著作権法の法目的を説明し、著作権は著作者の権利と実演家等の権利に大別でき、それらの権利は人格権と財産権にそれぞれ分けられ、この財産権が支分権の束であることを説明しました。また、上記Q&Aに載っている問題について質問したところ、ほとんど正解であることに驚かされました。事務職員の皆様が日ごろからよく著作権について勉強を行っていることをうかがいしることができました。 |
執筆者:田中 聡