講師派遣報告書 「奈良県立教育研究所」
奈良県立教育研究所「知的財産教育の必要性について」
執筆者:知財普及・支援委員会 大西正夫
日 時 | 平成25年8月28日(水)午後1時~午後3時50分 |
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場 所 | 奈良県立教育研究所 |
主 催 | 奈良県立教育研究所 |
対象者 | 奈良県中学校、高等学校教員 11名 |
テーマ | 「知的財産教育の必要について」 |
講 師 | 大西 正夫 |
内 容 | 本研修は、堺市初等教育研究会が定期的に行っている課題研修の一環として開催されたものです。 主催者より、著作権の基礎的な内容についての講義が要望されておりましたので、まず、著作権制度の基礎的事項として著作物とは何か、著作権とは何か、著作財産権と著作人格権の内容、並びに、著作権が制限される場合についての概説を行いました。その上で、学校教育現場において問題となる具体的事例につき、平成19年に近畿支部知的財産制度検討委員会が作成した「学校教育現場での著作権に関するQ&A」、及び、文化庁長官官房著作権課が公表している「学校における教育活動と著作権」を用いて解説を行いました。 |
コメント | 教育指導要領に「知的財産権」が初めて組み込まれた関係上、受講者の人数としては少ないものではありましたが、実際に知的財産に関する授業をされている現役の教員の方々が受講されましたので、非常に熱心でした。また、我々弁理士が行う知的財産教育ではおろそかになりがちな点である「授業の結果についての評価方法」についても教育の現場におられる教員の方々のお話しをお伺いすることができ、有意義なものとなりました。 |