講師派遣報告書 第10回 京都大学「知的財産論講義」
日 時 | 平成22年6月29日(火曜日)10時30分~12時00分 |
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主 催 | 京都大学 |
場 所 | 京都大学 吉田キャンパス |
内 容 | 京都大学 知的財産論講義「特許マップと知財戦略」 |
講 師 | 日本弁理士会近畿支部会員 西村 竜平 |
受講生 | 約30名 |
概要・コメント | 教室が既に別授業で使われており、教室の前で学生達と、どうしたらええねん、と話しながら松坂教授を待っていました。しかし、誰も現れず、しびれを切らして、京大の産学官連携本部に連絡したところ、よくわからないから京大の事務局の方に連絡してくれと言われ、そこに連絡すると、手違いで教室がダブルブッキングされていたことが判明しました。 何がどうなっているのかよくわからないまま、さらに待たされて、結局、別の教室に案内されて約40分遅れの授業となりました。セッティング時間の関係からパワーポイントも使えず、全て板書で講義を行いました。受講学生は25人程度でした。なお、松坂教授は別のお仕事が入っておられたらしく、この日はお見えになりませんでした。 当初は、具体的な周辺条件のみを与えて、学生に自分なりの知財戦略を立案させた後、皆でディスカッションしながら、知財戦略の中での特許マップの使い方などをポイント的に説明しようと思っておりました。 しかしながら、時間が短縮されたこともあり、結局、知財の重要性や、知財戦略の中で特許マップ等をどのように用いるのか、といった説明を、まさしくセミナーといった感じで一方方向的に講義しました。学生にできるだけ考えさせ、発言させて、理解力や表現力をみたかっただけに、この点は少々残念でした。なお、講義にあたっては、特許の専門用語をできるだけ使わないように留意しました。 学生は、全体的にみて真面目であり、中にはとても興味深げに聞いている者もいて、大変講義しやすかったです。また、授業が40分遅れたにもかかわらず、暑い廊下でずっと待っていてくれたので、とても好印象でした。質問の時間はほとんどとれませんでしたが、終了後、1人だけ全く授業とは別のことで質問がありました。 |