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日本弁理士会の活動および弁理士という職業が 全国ネットでテレビ放送決定! 番組関係者からのコメント

大阪府堺市立錦西小学校からのコメント
テレビ取材風景



番組ディレクターからのコメント出演された会員からのコメント広報からのコメント


番組ディレクターからのコメント

朝日放送 報道情報局
音声  上村 真司 氏(左)
ディレクター  木戸 崇之 氏(中)
カメラマン  喜多 貴嗣 氏(右)

朝日放送報道情報局の木戸と申します。
今回の知財授業の取材については、記者クラブへ投げ込んでいただいた「ニュースリリース」を偶然見つけたことが始まりでした。
普段は情報番組を担当していますので、記者クラブへの出入りはないのですが、経済担当記者時代の経験から、「経済関係の記者クラブはネタの宝庫である」ことを知っていたので、現在の担当記者に、リリースを見せてもらうようにしていたのです。
知財授業のリリースを見た途端、「これは番組になる!」と感じました。

経済記者をやっていた頃には、子供たちへの「投資教育」がもてはやされていましたが、ライブドアの堀江元社長や、村上ファンドの村上元代表の脱法・違法行為が問題になった今、虚業ではなく、実業に結びつく「発明」の出前授業は、社会のニーズにも合致していると思ったからです。
しかも、それを実行する「弁理士」という存在が、私たち一般の人間にとっては、未知のものでしたから、テレビ的にはよりいっそう面白いものになりそうだと感じたのでした。

テレビは身勝手で、動きがあって「絵になる」ものしか取材しない傾向があります。テレビの評価指標が、「視聴率」になればなるほど、現場で働く身としてはどうしても、そういう指向に陥りがちですなのですが、世の中は派手なものばかりで成り立っているわけではありません。
見える世界をバランスよく、ありのままに描くべき制作者として個人的には「悔しい」と感じています。
実際に撮影してみると、弁理士の世界は「動き」が少なく、撮影の規制が多いこともあって、これまでテレビに取り上げられてこなかった理由だと分かりました。

しかし、「番組としてまとめられるだろうか」という私の不安は、赤岡氏や、道坂氏をはじめとした皆さんの、「弁理士」という職業に対するプライドと、知財授業にかける情熱に触れるにつけ、雲散霧消していきました。
取材を重ねるたびに出てくる、私にとって初めて聞く事柄。
「そんな細かいことでも『発明』であり『特許』になるのかと純粋に驚きましたし、その驚きがさらに「もっと取材をしたい」と思わせる原動力になりました。
また知財授業についても、あの授業が受けられる子供たちがうらやましかったです。内容が盛りだくさんで、編集作業の最後の最後にいたるまで、私を飽きさせませんでした。

取材の過程で、道坂氏がおっしゃった言葉が印象に残っています。
「自分が得た知識は、人に教えて初めて自分のものになる」

放送マンを11年やってきて、本当に痛感しました。
自分は、人に教えられるほど「放送」というものを細かく理解していないということを。
「教える」という行為が、いかに自分の仕事への理解を深めるかということを改めて再認識し、「ぜひ自分も、同じようなシチュエーションを経験してみたい」と感じました。

虚業にまみれた今の日本を、もう一度「ものづくり」に立脚した国に戻していただくために、弁理士の皆さんの力が有効だということを今回の取材で実感しました。
皆さんには、ぜひ、積極的に知財授業に参加し、子供たちに接していただきたいと思います。
普段の仕事では味わえない、世界の広がりを感じてくだされば、それは必ずや、皆さんの仕事にもいい影響をもたらすに違いありません。
子供たちは、忙しさの中で凝り固まってしまった私たち社会人の頭を、本当にやわらかい発想でほぐしてくれることでしょう。

偉そうなことを申しましたが、どうかお許しください。ありがとうございました。





番組ディレクターからのコメント

朝日放送 報道情報局
音声  上村 真司 氏(左)
ディレクター  木戸 崇之 氏(中)
カメラマン  喜多 貴嗣 氏(右)

朝日放送報道情報局の木戸と申します。
今回の知財授業の取材については、記者クラブへ投げ込んでいただいた「ニュースリリース」を偶然見つけたことが始まりでした。
普段は情報番組を担当していますので、記者クラブへの出入りはないのですが、経済担当記者時代の経験から、「経済関係の記者クラブはネタの宝庫である」ことを知っていたので、現在の担当記者に、リリースを見せてもらうようにしていたのです。
知財授業のリリースを見た途端、「これは番組になる!」と感じました。

経済記者をやっていた頃には、子供たちへの「投資教育」がもてはやされていましたが、ライブドアの堀江元社長や、村上ファンドの村上元代表の脱法・違法行為が問題になった今、虚業ではなく、実業に結びつく「発明」の出前授業は、社会のニーズにも合致していると思ったからです。
しかも、それを実行する「弁理士」という存在が、私たち一般の人間にとっては、未知のものでしたから、テレビ的にはよりいっそう面白いものになりそうだと感じたのでした。

テレビは身勝手で、動きがあって「絵になる」ものしか取材しない傾向があります。テレビの評価指標が、「視聴率」になればなるほど、現場で働く身としてはどうしても、そういう指向に陥りがちですなのですが、世の中は派手なものばかりで成り立っているわけではありません。
見える世界をバランスよく、ありのままに描くべき制作者として個人的には「悔しい」と感じています。
実際に撮影してみると、弁理士の世界は「動き」が少なく、撮影の規制が多いこともあって、これまでテレビに取り上げられてこなかった理由だと分かりました。

しかし、「番組としてまとめられるだろうか」という私の不安は、赤岡氏や、道坂氏をはじめとした皆さんの、「弁理士」という職業に対するプライドと、知財授業にかける情熱に触れるにつけ、雲散霧消していきました。
取材を重ねるたびに出てくる、私にとって初めて聞く事柄。
「そんな細かいことでも『発明』であり『特許』になるのかと純粋に驚きましたし、その驚きがさらに「もっと取材をしたい」と思わせる原動力になりました。
また知財授業についても、あの授業が受けられる子供たちがうらやましかったです。内容が盛りだくさんで、編集作業の最後の最後にいたるまで、私を飽きさせませんでした。

取材の過程で、道坂氏がおっしゃった言葉が印象に残っています。
「自分が得た知識は、人に教えて初めて自分のものになる」

放送マンを11年やってきて、本当に痛感しました。
自分は、人に教えられるほど「放送」というものを細かく理解していないということを。
「教える」という行為が、いかに自分の仕事への理解を深めるかということを改めて再認識し、「ぜひ自分も、同じようなシチュエーションを経験してみたい」と感じました。

虚業にまみれた今の日本を、もう一度「ものづくり」に立脚した国に戻していただくために、弁理士の皆さんの力が有効だということを今回の取材で実感しました。
皆さんには、ぜひ、積極的に知財授業に参加し、子供たちに接していただきたいと思います。
普段の仕事では味わえない、世界の広がりを感じてくだされば、それは必ずや、皆さんの仕事にもいい影響をもたらすに違いありません。
子供たちは、忙しさの中で凝り固まってしまった私たち社会人の頭を、本当にやわらかい発想でほぐしてくれることでしょう。

偉そうなことを申しましたが、どうかお許しください。ありがとうございました。



日本弁理士会 近畿支部
弁理士制度普及委員会
赤岡 和夫 氏

この度、道坂氏の小姑役として番組の中に登場させていただきました赤岡です。

私は、10年前にそれまで約11年間勤めていた鉄鋼メーカーを退職しこの業界に入りました。しかしながら、弁理士という職業はいつまで経っても奥が深いもので、毎日が驚きの連続であり自己研鑽を積まなければならない日々が続いています。

ところで、弁理士という職業は皆様のアイデアを預かり、それに基づく新たな権利を打ち立てたりしていますが、あまり多くの人々には知られていません。しかしながら、そのアイデアは人々の生活の中で案出され人々の生活と密接に関係しているのですから、当然に、私たちにはこれを広く国民の皆様に伝えていかなければならない義務があると思っています。そこで日本弁理士会近畿支部では、弁理士制度普及委員会が中心となって講演会やセミナー、書籍の出版等を通じて弁理士制度の高揚・普及に努めて参りました。また、このような知的財産マインドの育成は早い段階からの方が有効ではないかと考え、近年では小中学校に対する知財授業も立ち上げ、これを実施してきた訳です。

この知財授業とは、子供たちに物づくりの喜びを実体験してもらい、そこに詰め込まれたちょっとした工夫(アイデア)が世の中の不便を大きく解消し、大切な宝物となるということを学んでもらおうとするものです。また、アイデアは貴重な財産の一つであり、アイデアの中には他人のものを盗んではいけないものがあるなど、アイデアを尊重する心も養ってもらおうとするものでもあります。

この知財授業を通して毎回感じることなのですが、子供たちの反応はいたって正直なこと、そしてその発想の豊かさには本当に驚かされます。例えば、テレビ取材のためにカメラが入れば子供たちは直ぐに緊張し、その一方、進められている授業に興味を抱けるようになれば自ずと積極的に参加してくれるようになります。また、課題を与えると、子供たちの発想には固定概念というものに縛られるということがないため、自由な発想で頭の天辺から足の爪先まで全身全霊を使って、見事なまでに難題を解決してくれます。
このような子供たちの心、取り組む姿勢に触れる時、明日の時代を担う子供たちの姿がとても頼もしく思えると共に、好奇心を持ち続けることの大切さなど、私たちがいつの間にか忘れてしまった純真な心を取り戻させてくれるような気がします。また、これが、私たちの活動の明日への原動力となっているように思います。

今回は、ちょっとしたきっかけから、皆様の温かいご支援により、このような活動がテレビ番組に採り上げられることとなり、大変嬉しく思っております。皆様には、是非この機会にこのような教育現場で悪戦苦闘する弁理士の姿、それに応える活き活きとした子供たちの姿をご覧いただき、当該活動の趣旨をご理解いただければ幸いと存じます。
では、将来、このような授業を受けた子供たちの中から、一人でも多くの発明家や私たち弁理士を目指すような子供たちが現れてくることを楽しみにして、このコメントを終わらせていただくことにします。





日本弁理士会 近畿支部
広報IT委員会 委員長
玉井 敬憲 氏

日本弁理士会近畿支部の広報を担当しております玉井敬憲と申します。
弁理士の仕事・活動が全国ネットのドキュメンタリー番組で放映されることになり、広報活動を担当する者としてこれほどうれしいことはありません。画期的なことであると考えています。
大阪や東京の放映は、早朝の時間帯になりますが、この番組は、教育番組として人気・関心が高いと聞いています。多くの人に弁理士がどのような仕事をしているのか、日本弁理士会はどのような活動を行っているのかを知ってもらう絶好の機会です。
赤岡和夫氏、道坂伸一氏の熱意、そして弁理士制度普及委員会の皆様の熱意が全国の人々に伝わるものと信じています。

広報・IT委員会は、報道機関に対する情報発信を目的とするマスコミ対策部会を設置し、年に数回、記者懇談会を実施しています。この記者懇談会に、朝日放送 報道情報局社会情報センターの木戸崇之ディレクターが参加されたのがきっかけとなり、この番組が制作されることになりました。
木戸崇之ディレクターのコメントにもありますように、知財立国に関する話題がほぼ毎日のように報道される中で、今まで弁理士の仕事が真正面から報じられたことはほとんどありません。知財立国を担う弁理士について広く知ってもらうためのひとつのアプローチとして、この番組が役立ってくれることを願っています。


撮影は、赤岡和夫氏、道坂伸一氏の職場、仕事風景、弁理士制度普及委員会での討議の様子、知財授業の講師になるための特訓風景、そして小学校での知財授業の様子に及びました。
各撮影現場は、最初はさほど緊張した雰囲気ではないように思われましたが、いざ撮影となると多少硬い雰囲気となり、見ているほうがハラハラドキドキの連続だったというのが正直な感想です。しかし終わってみれば、出演された方々の情熱がひしひしと感じられるような番組に仕上がっているように思われます。
弁理士制度普及委員会での知財授業のあり方に関する討議は、充実したものであり、委員会の後には、居酒屋での激論の様子も撮影されました。知財授業では、教室にカメラが2台も入ったこともあり、児童も講師も最初のうちは緊張した様子でしたが、授業が進むにつれて活気ある授業風景が撮影できたように思われます。子供たちの目や講師の目が輝いていたというと大げさかもしれませんが、ほんとうにそのように感じられた授業風景でした。

今回の番組制作においては、番組の企画に弁理士制度普及委員会、広報・IT委員会が協力しています。数回にわたって木戸崇之ディレクターと協議し、番組のテーマ、撮影内容等が決められてゆきました。弁理士の仕事・活動を適切に伝えるという意味で、テレビ局の番組制作の姿勢に感謝しています。

今後、広報活動の重要性は、高まる一方であるものと思われます。広報・IT委員会においては、このような機会が増えるように努力するとともに、なにより適切に伝えることができるように取り組んでゆきたいと考えています。
今回のテレビ放映において、熱心に番組の企画・制作をして戴きました木戸崇之ディレクターに厚くお礼申し上げます。また主役である赤岡和夫氏、道坂伸一氏はもちろん、弁理士制度普及委員会委員長の山口慎太郎氏と委員会の皆様、知財授業で講師をして戴きました井崎愛佳氏、事務局の本田眞規子氏に撮影にご協力戴きました。番組の周知活動には、広報・IT委員会副委員長の小川泰典氏、事務局の山本大介氏にご尽力戴きました。深く感謝いたします。


日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
広報IT委員会

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